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仲野 友英; 久保 博孝; 朝倉 伸幸; 清水 勝宏; 東島 智
プラズマ・核融合学会誌, 80(6), p.500 - 510, 2004/06
ダイバータプラズマにおいて水素イオン温度の空間分布はプラズマ及び不純物の輸送を調べる上で重要なパラメータである。本研究では、JT-60Uダイバータプラズマにおいて、リチウム様炭素イオン(CIV)の主量子数n=6-7遷移によるスペクトル線の拡がりから水素イオン温度を測定した。このような高電離高励起状態の炭素イオン(CIV n=7)が生成されるのは、励起状態の水素原子からヘリウム様炭素イオン(CV)への電荷移行過程による。これを実験結果と衝突放射モデルによる計算結果を比較することにより明らかにした。実験で得られたスペクトル線形状から、2つの温度成分が導かれた。これはダイバータ部の低温水素イオンと、主プラズマ周辺の高温水素イオンの温度を反映していると考えられる。これを定量的に理解するため、モンテカルロ法によるプラズマ輸送計算を行い実験結果と比較した。
岸本 泰明; Kim, J.*; Horton, W.*; 田島 俊樹*; LeBrun, M. J.*; Dettrick, S. A.*; Li, J.; 白井 浩
Nuclear Fusion, 40(3Y), p.667 - 676, 2000/03
被引用回数:48 パーセンタイル:78.65(Physics, Fluids & Plasmas)本論文は、JT-60をはじめとしたトカマクの反転磁気シア放電で観測されている内部輸送障壁の物理機構の一つとして、通例トカマク中にトロイダル結合効果によって発生するイオンのテーマ半径よりも大きな乱流構造が抑制され、径方向の位相関係が分断される不連続面が形成されることによるものであるとの提案を行っている。この物理機構を理論及びトロイダル効果を考慮した粒子シミュレーションコードによる計算で調べている。不連続面の形成の有無は、安全係数最小面の分布やその領域におけるプラズマ回転の影響を強く受け、逆に不連続面が消失する効果についても言及している。論文では、あわせて乱流自身の作る自己生成電場及びそれによるプラズマ回転の効果についても議論を行っている。
上原 和也; 雨宮 宏*; K.Hothker*; A.Cosler*; W.Bieger*; 河上 知秀
JAERI-Research 95-040, 78 Pages, 1995/06
磁気核融合装置でのプラズマ輸送の解明に、重要な情報源となる周辺イオン温度を測定するため、ドイツユーリッヒ研究所で製作された回転プローブ及び理研方式の非対称プローブさらに原研で独自に開発した歯ブラシプローブをJFT-2Mトカマクに装着した。この報告は、JFT-2Mで測定の行われている、周辺イオン計測に関する静電プローブシステムのハードウェア、及びこれを用いて得られた初期的データとこれらのデータから評価されるプラズマ輸送の研究について述べたものである。
上原 和也
パリティ, 8(1), p.30 - 36, 1993/01
物理教養雑誌(丸善発行)「パリティ」からの依頼原稿である。磁場による熱核融合反応炉の実現が遅れている理由を高温プラズマの輸送の問題に求めこれをわかり易く解説した。輸送の問題の理解に従来用いられている二体衝突拡散理論や準線形理論が、プラズマ中の不安定性による電場を無視していたり、衝突を無視した保存系の方程式となっている欠点をあげ、この問題の理解には散逸過程を記述できる、非平衡非可逆の統計力学の導入の必要性を説いている。又プラズマ中の不安定性等でもたらされる電場と磁場との非線形相互作用でもたらされる輸送の増大と抑制が、輸送問題の解決に不可欠であると説いている。
滝塚 知典; 伊藤 公孝; 安積 正史
Comments Plasma Phys.Controll.Fus., 9(1), p.1 - 9, 1984/00
トカマク中の高モード数静電波による電子の案内中心の運動を研究した。トロイダル効果と磁気シアの効果を考慮した。EBドリフトによる径方向の変位を調べた。非捕捉粒子の運動は周期的である。小振幅波のときは捕捉粒子の運動も周期的である。振幅が大きくなると、捕捉粒子の運動は統計的になったり、√t(t:時間)に比例する径方向の流れになることが分かった。
松岡 清吉*; 井戸村 泰宏; 佐竹 真介*; 本多 充*; 鈴木 康浩*
no journal, ,
ジャイロ運動論的トロイダル5次元full-fオイラーコードGT5Dをステラレータや摂動磁場を伴うトカマクといった3次元磁場配位に拡張した。GT5Dに入力するベクトルポテンシャルを生成するために、3次元平衡磁場計算コードVMECのインターフェースプログラムを構築した。大型ヘリカル装置配位における新古典輸送および測地線音響モードのベンチマーク計算によって開発コードの検証を実施した。計算結果は3次元delta-f粒子コードFORTEC3Dと定量的に一致した。